安斎隆

安斎隆の履歴書は?司法試験に合格?セブン銀行での実績は?

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今回は、安斎隆さんについて調べてみました。

セブン銀行の特別顧問をされていて、先日の日経新聞にも取り上げられていました。

コンビニが銀行を経営するにあたって成功事例とされてきたセブン銀行での活躍や、それまでの経歴をまとめています。

大学在学中に司法試験に合格

安斎隆

安斎隆氏は、現在セブン銀行の特別顧問を務めています。

1941年1月に福島県で生まれ、高校は福島県立安達高等学校に通い、1963年には東北大学の法学部を卒業しました。

大学在学中に司法試験に合格した能力を持ちながらも、司法よりも広い分野で仕事をしたいと考え、大学卒業後は日本銀行で働き始めています。

それ以降、香港駐在や新潟支店長、電算情報局長、経営管理局長などの役職を経て1994年に考査局長となり、同年に日本銀行の理事に就任しました。

2000年にはイトーヨーカ堂の顧問となり、2001年4月にアイワイバンク(現セブン銀行)の社長に就任し、2010年にはセブン銀行の代表取締役会長へと昇り詰めていったのです。

 

手数料収入で稼ぐビジネスモデルを確立

安斎隆

2018年の5月に安斎隆氏は初代社長を務めたセブン銀行の会長から退任するという発表がありました。

経営の一線からは退くことになりましたが、現在も特別顧問として重要な立場に立っています。

そんな安斎隆氏は、2001年4月に現セブン銀行の社長に就任してから全国に23,000台を超えるATMサービスを実現し、手数料収入を稼ぐビジネスモデルを確立した人物として知られています。

セブン銀行の社長に就任する以前は日本銀行の理事にまで上り詰めた人物で、1990年代に起きたバブル崩壊によって大手銀行が破たんするという危機の中、日本長期信用銀行の破たん処理を任されています。

経営を維持するためにも今までに経験したことのない謝罪行脚や長金の買い手探しなどを行い、様々な経験を積んでセブン銀行の社長へと就任したため、多くの知識や経験がセブン銀行の経営に役立てられたと考えられます。

 

安斎流、部下を成長させるための方法

では、教育に対する考え方や本人に対する口コミや評判は見られるのか調べてみたところ、残念ながら見つけることはできませんでした。

ですが、過去に様々なインタビューを受けており、その中でどういった考えを持っているのかを述べているのでご紹介していきましょう。

安斎隆氏が考える部下を成長させるための方法として、インタビューでこのように回答しています。

部下を成長させるためにどうすればいいか、人を叱る時は褒める言葉も併せて入れるといい。
また、一瞬できたことを褒めても意味が無い。たった一回の成功だけで満足してしまい、同じような結果を出すことが出来ないことが多い。
継続してできることを褒めれば人は伸びる
ゴルフで入れば、テイクバックを誉めても逆にスイングを崩し、スコアはまとまらない。
フォロースルーが素晴らしいと褒めたら、どんどんスコアがよくなっていく。
振り抜けばいいだけなので再現しやすいので、継続して出来る。

 

実際に働いている社員たちにも仕事はゴルフと同じであり、自分自身をコントロールすることが大切であると伝えているようです。

確かに人間は叱られてばかりいれば落ち込んでしまうことも多くなり、モチベーションをアップすることはできないでしょう。

そのため、褒めることが大切となりますが、セブン銀行で働く社員の口コミの中には、以下のような口コミが多く見受けられました。

 

マネジメントはとても良いでございます。チームワークすごくいいでございます。社長、上司との折り合いがすごい良いでございます。

社員派遣関係なく仲良く仕事ができる。雰囲気もよく、銀行の割にはフランクな職場でした。

人間関係は非常に良好で、良い人が多い会社だと思います。

 

社内の人間関係が良好であるという口コミが多く見られます。

人間関係が悪いと企業全体の成長にも関わってくる可能性もあるため、安斎隆氏の教育についての考え方はセブン銀行で働く社員の中でも共感する人が多かったのではないでしょうか?

部下を成長させていくため、安斎隆氏が自ら褒めることが大切だと伝えてきた結果、社員も同じように部下や同僚たちと接しようとしてきたことで、チームワークが良くなり、働きやすい環境の中で仕事ができているのでしょう。

その結果、セブン銀行の業績の安定につながったと考えられます。

ATMの生みの親

次に、経営についての考えの口コミや評判についてですが、こちらも見つけることはできませんでした。

ですが、セブン銀行を経営するまでの道のりについてのインタービュー記事やセブン銀行の経営に対する社員の口コミは確認できたので、ご紹介していきましょう。

今では当たり前のようにコンビニの中にATMが設置されていますが、セブン銀行を立ち上げるまでには様々な苦労もあったようです。

セブン銀行は、コンビニだけではなく駅前など様々な場所にATMを設置しています。

決済サービスと小口決済に絞り込んでサービスを提供しており、銀行業界の中ではユニークな存在でした。

成功を実現できたきっかけは、セブンイレブンによるアンケートだと言います。

ATMの設置要望が年々高まり、ATM検討プロジェクトが発足し、銀行としても利便性の向上があることから前向きな考えが多かったようですが、ATMのシステムにおいての銀行の常識が素人であるセブンイレブン側の疑問と食い違うことが多く、議論はもつれていったと言います。

その結果、セブンイレブンが銀行を設立するということになり、安斎隆氏に声が掛かったのです。

1番の問題点はATMの手数料であったと安斎氏は述べています。

高い手数料であれば利用者の不満が多くなりますが、反対に手数料が低ければ銀行側が損をしてしまいます。その結果、下記のような結論に達しました。

価格決定権を銀行側に譲ったとしても、多くのATMを普及させ、多くの銀行に参入してもらえれば、市場原理が働き、自然と一定の水準に利用手数料も収斂するだろう。その状態を創ることができれば最終的には自分たちやお客様が価格決定権を持つと言えるのではないか

各銀行には手数料が自由に設定してもらい、手数料に応じた手数料を銀行からもらうことでセブン銀行側も収益を得られるシステムとなり、多くの銀行を取り込むことができたと言います。

その結果、セブン銀行はコンビニATMのシェアNo.1となったほか、2011年には経常収支が前年比5.1%増の883億円にまで達したのです。

働いている社員の中でも、

2万台を超えるインフラを整備している点は他社にはない強み

セブンアンドアイの仕組みとして今までの銀行に足りなかったもの(利便性、いつでも使える)が補われ、さらにメガバンクとの提携も普及し、コンビニと銀行の関係性はこれまで以上に強いものとなっています。また、世間での認知度も上がってきているようです。そのため、今後も伸びしろは十分にあり、やり方次第で今後も拡大していける業界だと思います。

 

安斎氏が構築したATMシステムについて、他社との差別化を図れるといった意見が多く見られ、社員としても強みであるとの考えを持っている人が多くいることがわかりました。

安斎隆の人物分析まとめ

安斎隆氏に対する口コミや評判などは、残念ながら見つけることができませんでしたが、セブン銀行が安定した経営を続けるまでの道のりや社員の教育に対する安斎隆氏の考えを多く知ることができました。

従来の銀行にはない利便性と魅力を持つセブン銀行のシステムは、働いている社員にとって、大きな強みであり自慢でもあるのでしょう。

ATMの手数料による収益構造はこれからも続いていくと考えられ、業績についても安定が期待できます。

社員の教育については、「褒めることも大切」といった安斎隆氏の考えには共感する社員が多く、社員同士のコミュニケーションも多く、人間関係が良好なため働きやすい環境であると言えるので働く社員にとって魅力のある会社だということがわかります。

今後も安斎隆氏が特別顧問を務めるセブン銀行においては、ATMの設置台数の向上や新規事業などによって、業績が伸びていくことが考えられます。

安斎隆氏は、経営からは退いていますが、意志を引き継ぐ社長や社員の奮闘によって今後も経営を続けていくこととなるので、今後の発展に注目していきましょう。

 

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