発達障害である事を告白した芸能人たち

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近年、あらゆる場面で発達障害が取り上げられるようになり、自分自身も発達障害であると公表する人が多くなってきました。それは、公に活動をしている芸能人にも同じことが言えます。今回は、発達障害であると告白した芸能人にはどのような人物がいるのかをご紹介していきましょう。

 

栗原類さん

栗原類さんは、ネガティブなキャラでブレイクしました。2015年5月に放送された朝の番組の中で、発達障害の1つである「注意欠陥障害(ADD)」だということを公表したのです。

彼がアメリカに住んでいる時に診断されたのですが、早い段階で診断や治療を受けられたため、自分自身の弱点やできないことを把握しやすかったと言います。

「注意欠陥障害(ADD)」は、「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」の中でも多動が少ないものを指します。アメリカでは、日本よりも発達障害に関する理解や教育が進んでいるため、アメリカにいたころの方が過ごしやすかったこともあったようですが、今は自分自身と向き合い強みを見つけられています。

また、『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』という書籍も出版していることから、発達障害であるということに後ろめたさを感じるということはないようです。

『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』の中では、目に見えない障害だからこその辛さも綴られていますが、それも今の栗原類さんを作り上げる大切なものだったことには間違いありません。

 

深瀬慧さん

深瀬慧さんは、SEKAI NO OWARIのボーカルを務めている人物です。彼は、雑誌のインタビューの中で「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」であると告白しています。

また、パニック障害も抱えていて、精神病院の閉鎖病棟に入院していたことも告白していることから、とても辛い時期を過ごしてきたということが想像できます。

深瀬慧さんがパニック障害を発症したのは、アメリカンスクールに通っている時に行ったニューヨーク留学の時でした。留学期間が終わる前に日本に強制送還されて知ったそうです。

そのようなことをきっかけに、彼と精神病院との付き合いが始まったということになります。SEKAI NO OWARIの楽曲である『銀河街の悪夢』や『白昼の夢』は、このような辛く、苦しい体験をした彼だからこそ書けた作品だと言えるでしょう。

 

黒柳徹子さん

黒柳徹子さんは、『徹子の部屋』という冠番組を持ち、同番組で同一人物による最長放送回数のギネス記録も達成しているという功績の持ち主です。

そんな彼女も、自分自身が発達障害だったということを告白しています。幼い頃から読書障害や計算障害の傾向が強く、落ち着きがなかったと言います。

また、話し出すと止まらないという傾向もあったようなので、まさに発達障害に当てはまっていると言えるでしょう。読書障害というのは、似ている文字の見分けがつかなかったり、左右が逆になったりして文字をきちんと読むことができない障害です。

計算障害はというのは、その名前の通り計算が上手にできない障害のことを指します。そんな黒柳徹子さんが出版している『窓ぎわのトットちゃん』に書かれていることは全てノンフィクションだそうです。

 

スーザン・ボイルさん

スーザン・ボイルさんは、“奇跡の歌姫”と呼ばれたイギリス人の歌手です。イギリスのスター発掘番組で抜擢された彼女は、一気に有名になりました。

そんな彼女は、「アスペルガー症候群」だと診断されたことを告白しました。「アスペルガー症候群」は発達障害の1つで、興味やコミュニケーションに特異性が見られるという特徴があります。

認知能力やコミュニケーション能力に障害を持っていますが、知的障害や言語コミュニケーション障害はありません。「アスペルガー症候群」は、対人コミュニケーションを苦手とするケースが多く、社会に適応することが難しいと言われています。

しかし、スーザン・ボイルさんのように特定の分野で力を発揮し、活躍をするというケースは少なくありません。

 

ミッツ・マングローブさん

ミッツ・マングローブさんは、様々な番組で活躍しているタレントです。小中学校時代はロンドンで過ごし、高校は慶應義塾高等学校、大学は慶應義塾大学法学部と非常に高い学歴の持ち主です。

そんなミッツ・マングローブさんは、実は「学習障害(LD)」であると告白しました。「学習障害(LD)」は、知的な発達の遅れが見られないため、症状を見逃しやすいと言われています。

セリフを覚える時には共演者の立ち位置や動きを覚えるということなので、「学習障害(LD)」の中でも難読症や識字障害と呼ばれるものではないかと考えられます。これは、黒柳徹子さんと同じ発達障害です。

 

勝間和代さん

勝間和代さんは、早稲田大学大学院のファイナンス研究科でBMAを取得したり、慶應義塾大学商学部を卒業するというような高学歴を持つ人物です。

そんな彼女も、著書『勝間和代のクロストーク』の中で自分自身が「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」であることを告白しました。

経済評論家や公認会計士として様々な場面で活躍している勝間和代さんは、周りのサポートがあるからこそそのような仕事ができていると話しています。勝間和代さんの「注意欠陥・多動性障害(ADHD)」は、物忘れが最も顕著な症状だそうです。

鍵や財布を忘れてしまうことは日常茶飯事で、予約や約束をつい忘れてしまうこともあると言います。その他の特徴でもある多動の傾向もあるようですが、社会生活を送る上で大きな問題にはなっていないため、治療は考えていないようです。

 

オーランド・ブルームさん

オーランド・ブルームさんは、イギリスを中心に活躍している俳優です。そんな彼は、台本を覚えなければいけない俳優業には致命的だと言える「失読症(ディスレクシア)」という発達障害だと告白しています。

「失読症(ディスレクシア)」の人は、文字を1つ認識することに莫大な時間がかかり、文章を読むことができてもその内容を理解できないことがあります。

なぜオーランド・ブルームさんは、そのような障害を乗り越えることができたのでしょうか。それには、夢を諦めることをしてはいけないという思いがあれば乗り越えられるという姿を同じ障害を抱える人に伝えたいという気持ちがあるからです。

「失読症(ディスレクシア)」は俳優として活躍をするためには、とても大きな壁になったと言います。しかし、より遠くまで羽ばたき、高い到達点までたどり着くためには、障害物が必要になると彼は語ってます。これこそが、彼を突き動かした根源になるものではないでしょうか?

 

パリス・ヒルトンさん

パリス・ヒルトンさんは、モデルや女優、実業家など様々な顔を持つセレブです。彼女も、自分自身が「ADD(注意欠陥症候群)」と「ADHD(注意欠如・多動性障害)」であることを告白しています。

12歳の頃に「ADD(注意欠陥症候群)」と診断され、投薬で症状のコントロールを行ってきたと言います。また、番組に出演した時に「ADHD(注意欠如・多動性障害)」だということも告白しているのです。

彼女が大きな成功を収めたのは、これらの障害を乗り越えるという精神力があったからだと言えるでしょう。世界的にも活躍しているパリス・ヒルトンさんがこのように障害を告白したのは、同じような障害を抱えている人を応援したいという思いが込められているのではないでしょうか。

発達障害を告白した芸能人や著名人にはこのような人がいます。それぞれの分野で大きな功績を残していることから、発達障害だからといって夢を諦めてはいけないということが伝わってくるでしょう。

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