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健康アプリで知られるFiNC(フィンク)アプリ運営会社の元ceo・溝口氏とはどんな人物?

本記事に関して、アフィリエイト及び記事の掲載費用等をいただいた上で記事を掲載しています。

「FiNC」は、2019年11月に800万ダウンロードを突破した、今勢いのあるヘルスケアプラットフォームアプリです。

女優の中村アンさんを起用したCMなど話題にも事欠かず、健康や体調管理、ダイエットに関心のある人たちから多くの注目を集めています。

FiNCの創業者であり株式会社FiNC Technologiesの代表取締役ceoを務めていた溝口勇児氏は、2019年末に代表取締役ceoを退任しました。

7年半の間代表取締役ceoを務め上げた溝口氏は、どのような考え方や働き方でFiNCを牽引してきたのでしょうか?

今回は、これまで数々の業績を上げてきた溝口氏の経歴や人気アプリFiNCの概要、溝口氏が今後見据えているビジョンなどをまとめてご紹介していきます。

FiNC元代表溝口氏の経歴は?

FiNC元代表の溝口氏がFiNCのceoを退任するまでの主な経歴をご紹介していきましょう。

溝口勇児氏は1984年に東京都で生まれました。
溝口氏は3歳の時に父親が借金を家族に残していなくなったという壮絶な過去を持ち、物心ついた頃から非常に貧しい家庭環境の中で育ってきました。

さらに溝口氏には幼い妹もいたため、小学生の頃から「働くこと」を意識していたと言います。

しかし、学生時代は特に勉強に打ち込む訳でもなく、やりたいと思える仕事も見つからないまま高校生活を過ごしていました。
そんな高校在学中である17歳の頃に、フィットネスのトレーナーをしている知人と出会ったことがきっかけでパーソナルトレーナーという仕事に興味を持ちます。

元々体を動かすことが好きだった溝口氏は、体育教師になりたいという夢を持っていました。
ただ、家庭の金銭状況的に大学進学は諦めざるを得なかったので、似たような職業であるパーソナルトレーナーとして働くことを決意します。

溝口氏はトレーナーになってから働く日々にやりがいを感じており、必死に打ち込んでいくうちに指名数は右肩上がりに伸びていきました。

さらにトレーナーの教育も任せられるようになり、最終的にはフィットネスクラブの施設運営を任される立場まで上り詰めます。

順風満帆に見える流れですが、溝口氏が23歳の頃に支配人として運営していたフィットネスクラブが業績不振から抜け出せず、他の従業員50人程を全員解雇しなければならないという事態に陥ってしまいます。

溝口氏は心身共に多大なストレスを抱え苦しみますが、持ち前の責任感の強さでフィットネスクラブの運営会社に残ることを決めます。

溝口氏は24歳という若さで経営責任者として経営再建に取り組むと同時に、業界全体の改革を始めて業績回復を見事に成功させました。

優秀なトレーナー兼経営者としてプロスポーツ選手や芸能人なども担当し活躍していた溝口氏ですが、フィットネスクラブという狭い範囲の中だけでなく、もっと多くの人の健康課題を解決していきたいという志を年々強めていきます。

そして2012年4月に株式会社FiNCを自ら設立し、現在に至るまで幅広い功績を残しています。
現在は一般社団法人アンチエイジング学会の理事長も務め、日経ビジネスの「若手社長が選ぶベスト社長」などにも選出され、業界の内外から評価を受けています。

FiNCのサービス内容について

それでは、FiNCとはどのようなサービスを提供しているヘルスケアプラットフォームアプリなのでしょうか?
FiNCは、スマホアプリを通して利用者一人ひとりにAIのパーソナルトレーナーを付ける健康管理サービスです。

FiNCのアプリに登録して必要事項を記入すると、日々の歩数や体重、食事、睡眠時間などの生活習慣を全てAIが管理し、その人に合った食事や運動などを提案してくれます。

毎日AIからはミッションが届き、クリアするとポイントが貯まっていきFiNC直営のFiNCモールで買い物ができます。

また、今の自分の状況に合わせたストレッチや健康のための記事、動画なども案内してくれるため、ジムに行かずとも専属のパーソナルトレーナーを付けているような環境が提供されます。
FiNCで使用されているAIは50億円以上の資金で開発されている高性能AIなので、適切な指示を受けることができるのです。

溝口氏の仕事に対するポリシーとは?

貧しい家庭環境から飛躍し輝かしい業績を残している溝口氏ですが、仕事に対してどのような考え方を持っているのでしょうか?

溝口氏の仕事への向き合い方をご紹介していきましょう。

■優秀な仲間を集めて共に仕事をする

溝口氏は、ベンチャー企業として急成長していくには優秀な仲間を集めることが最重要事項の1つであると語っています。

実際にFiNCを立ち上げた2年後の2014年には元みずほ銀行常務である乗松文夫氏が代表取締役副社長cwo兼ウエルネス経営事業本部長に、その一年後には元ゴールドマン・サックス証券の本部長を務めていた小泉泰郎氏が代表取締役副社長cfo兼cioに就任しました。

また、溝口氏が代表取締役ceoを退任した後には、東大卒で医療会社の経営経験も持つ南野充則氏が取締役に就任しました。

いずれの人材も溝口氏の予防医療的考え方が現在の社会に貢献するために必要であると強く賛同し仲間に加わりました。

溝口氏は自分がFiNCでやりたいこと、どんな形で社会貢献したいかを明確に示し仕事に打ち込んできたことでビジョンに共感し一緒に働きたいという仲間が増えていったと感じています。

経営チーム以外の従業員も、アプリの開発エンジニアやトレーナー、薬剤師、管理栄養士など様々な専門職種の人たちが集まっていますが、違う業務をこなしている人たちが互いに尊重しあうことで力を発揮することを大切にしています。

■自分に負荷をかけて働く

溝口氏の仕事姿勢は、トレーナー時代と変わっていません。

トレーニングをする際に体に適切な負荷をかけることで体が成長していくように、仕事をする際も様々な負荷をかけることをベースにしていると語っています。

また、トレーニングのようにどうなりたいか、何をしたいかといった目標設定を初めに行い、その目標を達成するためには何をしていけばいいかと順序立てて考えることを大事にしています。

溝口氏は27歳の頃に「人生で1万日目に会社を設立しよう」と決めFiNCを創業しますが、それも男性の平均寿命である3万日を分解して1万日に新たな一歩を踏み出すことを決めました。

トレーナー時代に多くの顧客と対面で向き合い学んだ経験もフルに生かし、現在も人とのつながりを何より大切にして仕事に取り組んでいます。

強い志と計画性を持って仕事に向き合うことが、成功の秘訣と言えるでしょう。

溝口氏が見据える今後のビジョン

FiNCの代表取締役ceoを降りて長年二人三脚で仕事をしてきた南野氏に譲り渡した溝口氏ですが、彼の目指すべき目標やビジョンというのは変わっていません。

自身のために学習期間を設けて新たなマネジメントスタイルを確立し、次の挑戦を目指すとブログで語っています。
溝口氏はパーソナルトレーナーからそのキャリアをスタートさせましたが、視野を大きく広げていき、現在では所得に関係なく誰もが高品質のヘルスケアサービスを体験できるようにし、健康保証を行いたいという目標を持っています。

日本の健康を世界と戦う武器にするとも語っており、世界展開も視野に入れています。

ヘルスケアのプラットフォームを確立することで高齢化が進む日本の健康問題も解決していけるだろうとビジョンを見据えています。

まとめ

今回は、FiNC創設者で元代表取締役ceoの溝口勇児氏についてご紹介しました。
決して恵まれた環境で育ったわけではない溝口氏ですが、パーソナルトレーナーという仕事を通して健康管理に強い関心と使命感を抱き、現在では多くの人たちに影響を与える存在となりました。

代表取締役ceoを退任した後も、ヘルスケアにおいて日本で大きな影響をもたらす人物であることは間違いありません。
溝口氏の仕事への姿勢や考え方には学ばされるものが多くあるでしょう。

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