アイコンが大和田常務からカマキリに!変幻自在な香川照之の魅力

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香川照之氏と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
シリアスなテレビドラマの役柄や、カマキリの着ぐるみを着て熱弁をふるう姿を思い浮かべる人も多いでしょう。

これらは一見すると正反対のように見える香川氏のイメージですが、根底にあるのは同じものでした。
今回は、様々な表情を見せる香川照之氏についてその魅力をご紹介します。

香川照之とはどんな人物?

人気テレビドラマにも出演するなど実力派俳優として知られる香川照之氏ですが、歌舞伎俳優・市川中車としての顔も持ち合わせています。
そんな香川氏とはどんな人物なのか、まずは経歴からみていきましょう。

・輝かしい学歴

東京千代田区にある暁星小学校はキリスト教の理念に基づいた教育が行われる男子小学校です。
お受験の難易度の高さ、内部審査の厳しさは有名で、日本の小学校で最難関と評される名門私立小学校です。
そんな暁星小学校に1972年、香川氏は入学します。

その後は暁星中学校・暁星高等学校と進みますが、成績は常にトップクラスだったそうです。
暁星学園はフランスのカトリック教が母体であるため、フランス語教育に力を入れていることで有名で、テレビ番組では香川氏が流暢なフランス語を披露する場面が見られました。
暁星高等学校卒業後、ストレートで進んだのが東京大学文科3類です。

幼少のころから常にトップクラスの成績をキープしてきた香川氏は塾や家庭教師などには頼らず、自身の力だけで勉強をしていたそうです。
それは大学進学後も変わらず、部活やサークル活動には一切参加せず、東京大学を首席で卒業しました。

・芸能界デビュー後も邁進し続ける

香川氏は有名歌舞伎俳優、三代目市川目猿之助氏と女優の浜木綿子氏のもとに生まれました。
両親は香川氏が幼いころに離婚しており、母と生活をしていたそうです。
そんな母の紹介で始めたのがTBSでのアルバイトです。

大学4年生の時にADとして番組制作に携わるうちに「自分は演じる側が向いているのでは」と思うようになり、俳優を目指したのでした。
両親のことばかりが注目されがちでしたが地道に実績を重ね、30歳を超えてからようやく俳優としての評価を受けるようになります。

その後は多くの人気作品に出演し、あの人気ドラマ「半沢直樹」の大和田常務でブレイクします。

父とは確執があった

父である三代目市川目猿之助氏と香川氏は長らく交流がありませんでした。
それは父が離婚後に再婚していることや、梨園という特殊な世界に身を置いていることなどが原因とされていますが、後に和解し、香川氏は46歳で九代目市川中車を襲名することとなります。

従来であれば襲名後、別の名で芸能活動を行うようなことは許されていませんでしたが、香川氏は俳優としてのキャリアも十分あったため、特例として「九代目市川中車」・「香川照之」の両方の名を使い、それぞれの業界で活動することを許されました。

しかし当然ながら、俳優業を続けながら歌舞伎界入りすることについて反対する声もあったようですが、父のサポートもあり、しっかり両立させています。

男性

香川照之とはどんな性格?交友関係は?

輝かしい学歴や、父との確執を乗り越えてきたことからも香川氏は我慢強く努力家であることがうかがえます。
どのような性格で、どういった交友関係を築いているのでしょうか?

・後輩にも気遣いを忘れない性格

ドラマの撮影現場では共演者などに気さくに話しかける姿が度々目撃されています。
50歳を超えた今、共演者は多くが年下・後輩となり自身が一番の年長者であることも珍しくありませんが、決して偉ぶったりせず、現場の雰囲気を和ませる役に徹しているそうです。

演技派俳優として地位を確立している香川氏との共演に緊張する俳優も少なくありません。
緊張感から固くならないよう気さくに話しかけ、時には冗談を言って楽しませるなど、気遣いを忘れない人柄が人気を集めています。

年下や後輩であっても同じ作品を作る仲間という認識で上下関係を持ち込まない考え方は、長期間同じメンバーで仕事を続けなければならない撮影現場という特殊な環境を良好な状態で維持するには欠かせないものです。
下積みが長く、撮影現場をよく知っている香川氏がそういった考え方に行きつくのは当然の流れといえるでしょう。

・意外な交友関係

仕事の現場では誰とでも気さくに会話し、和やかな雰囲気を作るムードメーカーのような香川氏ですが、プライベートではどういった交友関係を持っているのでしょうか?
香川氏は芸能界で一番仲のいい人は誰なのかとの質問に「嵐」の松本潤さんの名前を挙げています。

ドラマでの共演をきっかけにプライベートでも付き合うようになったそうで、他の共演者からもとても仲のいい様子を披露されていました。
20歳近くも年の離れた二人ですがとても気が合うようで、バラエティー番組で共演した際にも息の合ったコンビネーションで盛り上げていました。

子どものころから昆虫が大好き

香川氏のSNSアイコンにはリアルなカマキリの着ぐるみを着用し勇ましくポーズを取っている写真が採用されており、およそ香川氏のイメージとはかけ離れたものになっています。

実は、人気テレビドラマへの出演で演技力やその存在感が注目される香川氏ですが、大の昆虫好きとしての顔も持ち合わせています。
香川氏の昆虫好きはいつからなのか、その度合いも併せてみていきましょう。

・子どものころから昆虫好き

小学校から暁星学園に通っていた香川氏はとにかく勉強一筋でスポーツや趣味の習い事のようなものはしてきませんでした。
そんな香川氏が唯一好きだったのは昆虫を捕まえて観察することだったそうです。
昆虫の世界はまさに弱肉強食で勝者と敗者の違いがよくわかるところが魅力に感じたそうで、特にカマキリが好きで、夢中になって観察していました。

しかし、「物事の本質が知りたい」と考える香川氏は、決して捕まえて飼うようなことはしませんでした。
カゴや水槽で飼われている状態ではその昆虫の本来の姿が見られないからです。
自宅の庭で多くの昆虫を観察してきた香川氏は、その豊富な知識をNHKの教育番組「香川照之の昆虫すごいぜ!」で披露し始めます。

2016年に始まったこの番組はカマキリの着ぐるみを着た香川氏が扮する「カマキリ先生」が、昆虫のすごさや面白さを伝えてくれます。
着ぐるみでコミカルに昆虫について熱く語るその姿は、演技派俳優としてその存在感や、歌舞伎俳優としてのイメージからはかけ離れており、放送開始から大きな話題となりました。

しかし、香川氏の知識の豊富さや昆虫にかける情熱が本物だったため、子どもだけでなく大人まで楽しめる番組として放送を重ねています。

今回は、シリアスな役からコミカルな着ぐるみまで着こなす、変幻自在な香川照之氏についてその魅力をご紹介してきました。
両親が歌舞伎俳優と女優という、生まれながらに注目を集めてきた香川氏ですが、両親のネームバリューが俳優としての道を険しいものにしてしまった側面もあったようです。

今では演技派俳優として確固たる地位にいる香川氏ですが、俳優として名が売れるようになったのは30歳を過ぎてからでした。
父である三代目市川目猿之助氏との確執もあり歌舞伎界へ進むことはあまり考えていなかったようですが、互いの歩み寄りにより和解し、九代目市川中車として襲名披露まで行える関係になっています。

こういった家族間の確執を当事者同士で解決できたのも、我慢強く努力家な性格と「物事の本質が知りたい」という香川氏の元来の性質が大きく貢献しているといえるでしょう。
また、探究心の強さが演技や知識の幅を広げており、今後もさらなる活躍が見込まれます。

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