兵役免除に国際問題まで…色々話題の「BTS」はなんで人気なの?

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ここでは、様々な件で話題に挙がるBTSの魅力についてご紹介していきます。
2020年兵役に関する問題で国を揺るがす恐れがあるトラブルを抱えてしまったBTSは、なぜ世界的人気アイドルへとなれたのでしょうか?

まずはBTSによって起きた問題から取り上げていき、人気の秘訣に迫っていきます。

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BTSが直面している兵役義務と兵役免除とは?

BTSと聞くと2020年9月に米ビルボードの「ホット100」に2週間連続で1位を記録したことが記憶に新しいでしょう。
驚くような快挙を成し遂げ称賛されつつも、BTSのメンバーは今とある問題に直面しているのです。
それがメンバーの兵役についてです。

韓国には日本にはない徴兵制と呼ばれる義務化された制度が存在しています。
この制度は韓国籍の満19歳となる男性は特別な事情がなければ原則28歳までに軍隊に入隊しなければいけない制度であり、入隊後は26ヶ月以上に渡って軍事活動が必要になってきます。

BTSのメンバーは23歳~27歳の男性グループとして構成されています。
徴兵制の期限終了が迫まった27歳最年長のJINは2020年12月4日をもって28歳となるのです。
そんなJINの入隊を巡って今韓国ではJINのみならず彼ら兵役の免除や延期を唱える声が多く挙がっています。

先ほど徴兵制では特別な事情がある人間は徴兵制の義務を背負う必要がないと言いました。
特別な事情とは以下のものがあり、

・疾病、障害を持つ者
・身体条件不適合者
・生計困難者
・孤児
・トランスジェンダー
・メダリスト

これらに当たる男性以外は入隊が義務付けられます。
ただ、メダリストの中にはスポーツ選手の他、美術、音楽、舞踊といった芸術分野で多くの功績を残してきた人も含まれます。
スポーツ分野であれば五輪の銅メダル以上、アジア大会の金メダルの人物、音楽分野であれば国際コンクールで1、2位の入賞者など、決まりがあるのです。

その決まりにギリギリ入らないであろうとなったのがBTSです。
これに対して韓国政府の野党、河泰慶(ハ・テギョン)議員は、大衆音楽界の世界1位を獲得したBTSが兵役免除を受けられないことに疑問があるとして、兵役特例法は改正される必要があると唱えたのです。

この発言は大きなトラブルを呼ぶこととなり、BTSに不公平を抱く者もいれば、「BTSメンバーやファンが兵役免除を要求している」という根拠のないデマも広がりました。
こうしたトラブルにBTSのファンクラブ「ARMY」は憤怒したのです。

「BTSのメンバーやファンは誰も、現在の兵役特例法に不満を表したことはない。政治的目的でBTSを利用するな」と激しく反発し、河議員を謝罪に追い込んだのです。

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BTSの兵役免除を求める願いは国際問題へと発展する可能性も…

2019年にU-20ワールドカップサッカー大会で韓国代表が、史上最高の準優勝という成績を収め、政界から活躍した選手に兵役免除特典を与えるべきだという主張があったことから、BTSにも特例を与えるべきだというファンの声が殺到しました。
しかし韓国政府はそのファンの意思とは裏腹に、兵役免除特典の適用対象を徐々に狭めていく方針が打ち出されたのです。
こうなったのには理由があり、社会的公平性を招くだけではなく、著しい出生率低下による人員不足の影響もあったからです。

そんな中で与党の幹部が提案の一つとして出したのが、独島(竹島)の海外広報のような形で一定期間、無報酬で従事させる方法です。
この発言にはさすがに過度な政治的な発言だとしてこれまで以上に韓国政府が非難を浴びる声が集まってしまいました。
これはいわばBTSの兵役問題の政治利用です。

同時にBTSが米韓親善団体から米朝関係の発展に貢献したとして賞を受賞する際、BTSのリーダーRMの発言にも問題があるとして注目が集まっています。
その発言は「今年は韓国戦争(朝鮮戦争)70周年で、私たちは(韓米)両国が共に経験した苦難の歴史や多くの犠牲を記憶しなければならない」というもので、一見すると平和を願うように感じるものの、中国の一部メディアはこれを朝鮮戦争で命を失った中国人を侮辱するような言葉だと言い、猛烈に反発したのです。

ネットユーザーからも非難を集めてしまい、この一見は不買運動にまで発展しかねない大きな問題となりました。

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以前にも大きな批判を生んだBTSの原爆Tシャツ問題

国際問題に発展しかねない問題を生み出したBTSですが、以前には日本との間でも大きな問題を作ってしまっています。
それがあるメンバーのジミンが身に付けていた原爆を描いたTシャツが原因でした。
ジミンは、第2次世界大戦中に米軍が日本に投下した原爆を描いたTシャツを着用し、それをSNS上にアップしたのです。

原爆投下によって数十万人の死者が出た日本から見れば、これは侮辱にしか見せず、一部の日本のBTSファンは怒りを覚えたのです。
またこのトラブルによってBTSが出演するはずだった音楽番組への出演が見送りとなり、番組サイトは後日BTSファンに出演できなくなったことを謝罪します。

そして原爆Tシャツには韓国の独立に関する標語も書かれていたとされており、SNSの一部の利用者からも怒りを買いました。
原爆投下は結果的に日本の植民地支配から朝鮮半島を独立させた結果を称賛しているのかもしれないという見方も出ており、このBTSジミンの原爆Tシャツは今も反感を買うほど日本では衝撃の大きい問題となりました。

色々あるけれどもBTSはなぜ人気なの?

様々な問題を作ってしまったBTSですが今やK-POPを語るには欠かせない存在となりました。
YouTubeでは、24時間で最も視聴されたYouTubeビデオ、24時間で最も視聴されたYouTubeミュージック・ビデオ、24時間で最も視聴されたK-POPグループによるYouTubeミュージック・ビデオの3つのギネス世界記録をたたき出し、アルバムの多くがビルボードで1位を獲得しました。

さらにはビルボードミュージックアワードでトップ・ソーシャル・アーティスト賞に輝くほどの人気を得たBTSですが、なぜこんなにも世界的人気アーティストになることができたのでしょうか?
その理由は多くあり、まずBTSはストレートでメッセージ性の強い音楽に乗せて踊るハイクオリティなパフォーマンスが音楽としての魅力となっています。

BTSの音楽はメンバー全員が自ら楽曲を制作しています。
その楽曲はどれもファンへの愛情が込められたメッセージ性のある音楽となっており、それに心を奪われるファン多いのでしょう。

またダンスは、7人息の揃った素晴らしいクオリティにダイナミックなパフォーマンスで目をくぎ付けにされます。
そんなBTSメンバーは個性豊かなことでも有名です。
メンバーのSNSを見るとメンバーの日常の様子を多々アップしており、音楽を届けている際のクールな印象からはうかがえないような魅力があります。

ファンにはどれも見逃せないものになっており、それが毎日のように更新されるのですから夢中になる人が多いわけです。
そしてBTSメンバーには誰一人として韓国首都のソウル出身者がいません。
皆地方出身者で中にはアイドルになっていなければ実家の農家を継いでいたというほど、メンバー皆ビッグドリームを掴んだ者であるのです。

こうした進化に魅了されドラマチックに感じながら、音楽だけではなくメンバーを好きになるのも人気を集める要因となっており、BTSには注目が集まり続けています。

 

 

 

 

 

兵役免除に原爆Tシャツなど、これまでに何かと問題が多いBTSですが、兵役に関してメンバーは国の命令があればいつでも行くという声を出しています。
その声にファンは兵役に向けた応援に移っているとの見方もあり、ビッグアーティストになりながらも母国の政府に甘えることなく、義務を果たそうとする姿に関心が集まっています。

兵役に対しても積極な姿を見せるであろうBTSは、この兵役問題すらも人気を集める理由一件となって、ますます人気が高まっていくのではないでしょうか?

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