大人女子の冬休みは「読書」で決まり!

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皆さんは冬休みをどのように過ごしますか?実家へ帰省する人や海外旅行へ行く人など、様々な過ごし方をする人がいるでしょう。自分のために時間をゆったり使えるタイミングでもあるので、自由気ままに過ごす人も多いのではないでしょうか?

今回は、冬休みの過ごし方の1つとして、読書をすることをおすすめします。この冬にぜひ読んでおきたい本をいくつかピックアップしてご紹介するので、これまでとはちょっと違う冬休みを過ごすための参考にしてみてください。

 

『死は終わりではない』 エリック・メドフス著 峰岸計羽訳

『死は終わりではない』というインパクトの強いタイトルが付けられたこの本は、自分自身の死体を見た時にどのような気持ちになるのか、自分自身が自殺した場合にどのような事態が起こるのかといったことを記しています。著者であるエリック・メドフスの視点から見た死を知ることで、どう生きていくのか読んでいる人に問う内容です。

冬と言えば、お正月に親族の集まりなどがあるため、祖先や自分自身のルーツについて考えることが多くなる時期だと感じる人も多いでしょう。そのような時期だからこそ、自分自身の死後について考えてみるのも良いのではないでしょうか?スピリチュアルに興味がある人はもちろんですが、そうではない人にとっても新しい価値観に触れられる本としておすすめです。

 

『ラブ、安堵、ピース~東洋哲学の原点 超訳・老子道徳経』 黒澤一樹著

『ラブ、安堵、ピース~東洋哲学の原点 超訳・老子道徳経』は、東洋哲学の原点にして頂点だと言われている『老子道徳経』を黒澤一樹が新しい感性で捉えて執筆しました。

現実に疲れてしまった人にぜひ読んでもらいたい1冊でもあるので、冬休みに自分自身と向き合いたいと考えている人には特におすすめの本だと言えます。

人生で本当に起こっていることを知るための教科書でもあるので、『老子道徳経』の考えに触れることで生きることに意味を見出すこともできるはずです。老子に関する本はこの他にもたくさんありますが、平易な訳され方をしてるので、漢文が難しそうだと感じている人は『ラブ、安堵、ピース~東洋哲学の原点 超訳・老子道徳経』を手に取ってみると良いでしょう。

 

『22を超えてゆけ CD 付― 宇宙図書館をめぐる大冒険』 辻麻里子著

皆さんは、「アカシックレコード(宇宙図書館)」という言葉を聞いたことはありますか?

アカシックレコード(宇宙図書館)は、原始からある全ての事象や想念、感情が記録されている世界記憶の概念のことです。スピリチュアルな世界に興味がある人は聞いたことがあるのではないでしょうか?

『22を超えてゆけ CD 付― 宇宙図書館をめぐる大冒険』は、著者である辻麻里子自身の声でアカシックレコード(宇宙図書館)へと誘導してくれるCDが付属されています。今年の冬は、今までとは違う世界に触れてみたいと考えている人におすすめの1冊です。

 

『林檎の樹』 ジョン・ゴールズワージー著 法村里絵訳

『林檎の樹』は、イギリスの美しい田園風景と甘く切ない恋物語が描かれた本です。若き日の切ない恋を美しく描いているだけではなく、青春ならではの残酷さも綴られています。主人公が年を重ねる中で過去への悔恨を持つ様子なども描かれていることから、人の営みをリアルに描いている本だということもできるでしょう。

冬は切ない恋が多くなる時期でもあります。どこか自分自身の経験と重なる部分もあるかもしれません。冬ならではの感情を昇華するためにも、『林檎の樹』をぜひ読んでみてください。

 

『夏の葬列』 山川方夫著

冬休みにあえて『夏』を題材にした本を読むのも良いかもしれません。『夏の葬列』は、ショートショートの名手とも言われている山川方夫によって執筆されたものです。

山川方夫の世界観が反映された短編小説を読むことができる1冊なので、ぜひ手にとっていただきたい1冊だと言えます。人間の成長や苦い思い出を含んだ人生の残酷さ、悲しさが描かれています。

冬と言えば、年の瀬ということで、戦争を思い浮かべる人もいるでしょう。そんな戦争の残酷さについても触れられているため、当時の人々が感じた辛さを知ることができる1冊だということもできます。もちろん山川方夫の世界観に触れてみたいという人にもおすすめの1冊です。

 

『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』 木下龍也・岡野大嗣著

『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』は、木下龍也と岡野大嗣という新進気鋭の若手歌人2人によって生み出された1冊です。

性への興味や死への憧れ、衝動、冷静さなど、男子高校生ならではの混沌とした思いが綴られています。とある2人の高校生が過ごした1週間を描いているのですが、ミステリーの要素も含まれています。7日目に何が起こったのかを考察しながら読むことで、深みを増す内容だと言えるでしょう。どこか懐かしく、戻ることができないあの冬を思い出すきっかけになる1冊だと感じる人もいるはずです。

 

『クラスメイツ〈前期〉〈後期〉』 森 絵都著

『クラスメイツ〈前期〉〈後期〉』は、中学校1年A組の1年間を前期と後期に分け、24人のクラスメイトが綴っていくという連作短編集となっています。

それぞれがどのような思いを抱いているのかを浮き彫りにすることで、恋愛や友情、羨望、さみしさなど、私たちは忘れかけていた感情を思い出させてくれる1冊です。

遠く過ぎ去った記憶を思い起こすことで、自分自身の本質に気が付くことができるかもしれません。冬休みの読書に最適な1冊でもあるので、興味がある人はぜひ手に取ってみてください。

 

『14歳の水平線』 椰月美智子著

『14歳の水平線』は、主人公である少年と父親の2つの視点で描かれています。爽やかな冬の日を思い出すような描写がとても美しく、涙なしでは読めないような展開が待っています。

親子の成長という一言ではまとめることができないほど濃い内容でもあるので、読み応えも抜群です。思春期ならではの心の動きや迷いがとても鮮明に描かれているので、自分自身の過去と照らし合わせることもできるのではないでしょうか?時間のある冬休みに『14歳の水平線』をぜひ読んでみてください。

 

『TUGUMI』 吉本ばなな著

『TUGUMI』は、読んでいく中で物語を自分自身の中に落とし込んでいける内容になっています。青春の日々を振り返りながら読み進めることができるため、遠い日の記憶を掘り起こしながら懐かしさに浸ることもできます。

かつて目にしていた懐かしい光景を思い出すこともできるその描写力は、吉本ばななならではだと言えるでしょう。子どもの頃に読んだ記憶があるという人もいると思いますが、大人になってから読むことで感じ方は変わってきます。

今だからこそ分かる部分もあるので子どもの頃に読んだことがあるという人も、ぜひ冬休みの1冊に選んでみてください。

大人になると子どもの頃のように長い冬休みを楽しむこともなくなってしまいます。帰省をしたり、初詣をしたりするくらいしか用事がないという人もいるのではないでしょうか?そのような人にこそ、読書をおすすめします。

今回紹介した本は、どれも幼き日の記憶を呼び戻してくれるようなものばかりです。どこか懐かしい気持ちを思い出し、忘れかけていた自分自身を思い出すきっけかになるでしょう。スピリチュアル要素が強い本もあるので抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、比較的読みやすいものとなっているのでスピリチュアルな世界に興味がある人は、最初に紹介した3冊を読んでみてください。

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