近畿産業信用組のこれまでとこれから

マスコットキャラクターである“とらきち”のテレビCMでお馴染みの“きんさん”こと、「近畿産業信用組合」ですが、なんとなく知ってはいても具体的にどんな組織なのかよくわからないという人も少なくないでしょう。

信用組合という性質から、個人や会社で取引がなければ詳しく知る機会も得られないのが現状です。

しかし、せっかく地域に根ざした信用組合があるのですから、どんな組織でどんな業務を行っているのか、その成り立ちや目指す未来の形など、知ることができれば身近に感じることも可能でしょう。

今回は、きんさんこと近畿産業信用組合について、その業務内容や沿革、業績や職員育成への取り組み、組織として目指す未来の形についてご紹介します。

近畿産業信用組合とは

地域に愛され、信頼される地域金融機関として、預金・融資・為替といった銀行業務から投資信託・個人向け国債・保険の窓口販売が主な事業内容です。

愛嬌のある“とらきち”は近畿産業信用組合のマスコットキャラクターで、両親と妻、1男1女の子どもたちと暮らす近畿産業信用組合の広報課課長です。

出身は大阪府、好きな食べ物はたこ焼きという“とらきち”ですが、虎をモチーフにしたマスコットには近畿産業信用組合を象徴するキーワードが込められています。

それは、「始まり・力強さ・挑戦」の3つです。

寅の文字には、生まれ出るという意味があり、始まりを表しています。

また、アジア最強の動物とされる虎は力強さを意味し、地域の人に信頼を得られる強さを表しています。

最後に、“虎穴に入らずんば虎子を得ず”のことわざにあるように、物事に果敢に挑戦するチャレンジ精神の象徴として虎をマスコットキャラクターとして採用しているのだそうです。

テレビCMでは愛嬌を振りまく“とらきち”ですが、誕生の背景には近畿産業信用組合の思いが込められていることがわかります。

沿革

近畿産業信用組合は1953年、京都市に設立されました。

当初は芸術家・芸能家・芸術愛好家の職域信用組合として設立され、名称も日本芸術家信用組合でした。

その後、民族系金融機関である各地の商銀信用組合の事業譲受や合併、名称の変更を繰り返し、現在は「近畿産業信用組合」と名称を改め、本店事務所は大阪市へ移転されています。

設立当初は京都府内のみだった営業区域も、今では大阪府や京都府といった近畿地方を中心に広がりを見せ、店舗数は30を超えるまでに増えました。

一時は経営難に陥るなど紆余曲折ありましたが、2003年には創立50周年を迎え、2012年には総預金額1兆円を達成、2013年には総預金額信用組合日本一を達成するまでに成長します。

2019年には本店新築移転オープンも果たし、安定した好調さがうかがえます。

業績

一時は経営難に陥った近畿産業信用組合ですが、大本崇博理事長や徳山明夫副理事長、千原芳浩副理事長らの尽力によって今では預金積金・貸出金残高は信用組合トップにまでなりました。

それだけでなく、前年を上回る実績を上げ続け、最高額の更新を続けています。

なぜそのようなことが可能なのか、近畿産業信用組合の取り組みを見てみましょう。

■個性的なサービスの提案

満50歳以上の個人を対象に適用金利を高めに設定した「セカンドライフ」や、後見制度を利用している人を対象として金利を上乗せする「後見制度支援預金」など、普通預金でもサービスの種類が豊富です。

また、定期預金では契約が続く限りブランド米が毎年届く「“とらきち”の贈りもの」や、懸賞金や宝くじが当たる抽選権利がついた「きんさんドリーム」など、地域に根ざした信用組合ならではの商品が揃っています。

■信用組合ならではのサービスも充実

近畿産業信用組合では担保保証人原則不要の職域ローンも充実しています。

近畿産業信用組合の職域サポート制度「きんさんパートナー契約」を締結している企業の従業員なら嘱託社員やパート社員でもサポートローンやフリーローンを組めます。

サポートローンは車の購入や教育、リフォームなど使い道が限られていますが、フリーローンについては事業性資金以外の目的であればなんでも自由に使用できます。

さらに近畿産業信用組合では働く女性を応援するため、どちらのローンも女性の場合は金利が優遇されるなど、細やかな配慮も忘れません。

また、障害年金や年金受給者を対象に無利息でローンができる「安心」「おもいやり」など、身体の不自由な人や高齢者に向けたサービスも、地域に根ざした信用組合ならではのサービスといえます。

これからの近畿産業信用組合

信用組合でトップの預金積金・貸出金残高を誇る近畿産業信用組合ですが、お金を“預かる”“貸す”といった画一的な金融機関ではなく、地域の人たちとともに発展し成長していく金融機関を目標としています。

誰もが気持ち良く使える施設やサービスを提供する、身体の不自由な人や高齢者向けの福祉商品を取り扱うなど、ユニバーサル化の推進はその取り組みの一つです。

また、全営業店において地域のイベントやセミナーなど積極的に催しを行い、地域に根ざしたお客様本位の営業姿勢を基本としています。

そんな近畿産業信用組合は、地域経済の担い手である中小・零細企業への支援や融資に取り組むなど、「商売人の心を持った真の金融機関」を目標に掲げています。

■行動指針は「地域に対して何が出来るかを常に考える」

近畿産業信用組合が地域金融機関として地域の人たちとともに発展し、成長していくために何ができるのか、それを常に考え続けることを行動指針に掲げており、それは各種イベントに現れています。

取引先の人材採用を後押しすべく、合同企業説明会を主催する他、採用後の新入社員の研修を受け入れるなど、地域の企業と人とを結びつける場の提供はその一つです。

また、全店統一で行われる「きんさん名湯浪漫紀行」は毎年多くの人が参加する人気のイベントで、近畿産業信用組合と参加者との距離はもちろん、参加者同士の距離も縮まり、地域の絆づくりに役立っています。

■能力開発支援制度で職員の育成を図る

いくら行動指針を掲げても、それを理解し実行できる職員がいなければ始まりません。

近畿産業信用組合では法力開発支援制度を設け、社内資格や職員の自己啓発による個々の資質の向上を目指しています。

金融機関業務に関する外部資格や検定に合格する他、組合が推奨する通信講座の修了者に対して費用の一部負担や、社会保険労務士などの国家資格を取得した職員には補助金を給付するなど支援を行っています。

他にも、不動産物件に関する社内資格「ERS」や、リスク商品の勧誘や販売に携わるために必要な知識を認定する社内資格「預かり資産販売員」など、職員の育成を図るため、近畿産業信用組合では独自の資格を設け、取り組んでいます。

まとめ

今回は、“きんさん”こと近畿産業信用組合について、その業務内容や沿革、業績や職員育成への取り組み、組織として目指す未来の形についてご紹介しました。

京都から始まった職域信用組合は今や近畿地方を中心とした預金積金・貸出金残高が信用組合で全国トップを誇るまでの規模にまで成長しました。

地域の人たちのことを考えたサービス展開や、地域に根ざした信用組合ならではのラインナップなどを見ると今後もさらなる発展が期待できそうです。

近畿産業信用組合は地域とともに発展と成長を目指す信用組合です。

もし機会があればぜひサービス利用を検討してみてはいかがでしょうか?

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