鶏卵生産大手アキタフーズの実態とは?口コミ・評判を徹底調査。

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鶏卵大手と言われている「アキタフーズ」は、日本唯一の完全直営一貫生産システムによって種鳥からヒナの孵化、飼料配合から卵の出荷に至るまで全ての工程を自社で一貫生産管理し、卵の商品管理だけでなく加工食品の開発も行っている食品総合メーカーです。
業界で唯一の自社研究所も所有し、常に新しい創造や新たな課題にチャレンジし続けている「アキタフーズ」を志望企業に考えている方も多いでしょう。

そこでこの記事では、「アキタフーズ」の口コミや評判を徹底調査しています。採用情報や実際に働いている方の年収についても詳しく掘り下げていきますので、就職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

株式会社アキタフーズとは

広島県福山市に本社を置くアキタフーズは、1927年に秋田実氏が日本鶏育種改良を開始したことにはじまります。
1950年には孵化業を創業し、1952年には子の秋田善祺氏が孵化業を継ぎました。
1966年に株式会社秋田種鶏園を設立。1970年には鶏卵販売事業をスタートさせます。

1972年には株式会社アキタ産業に商号変更しています。
その後も安全・安心で新鮮な卵づくりに専念し続け、1995年に社名を株式会社アキタに変更。
時代の変化に合わせて、最新の生産技術を積極的に導入することで、
卵の生産に関して全行程を自社で担う国内唯一の「完全直営一貫生産システム」を確立しました。

2019年には、社名をアキタからアキタフーズに変更し、食卓には欠かせない食材である卵について「おいしさ」だけでなく「新たな栄養素」を付加した商品を提供できるよう加工食品の開発にも力を入れています。

世界基準の安全品質管理システムを構築するため開設した自社研究所である「CAFラボラトリーズ」は、最新の設備を装備しており、病原性検査において「P3」レベルの機密性を誇っています。
生物の物理的封じ込めをphysical containmentと呼び、
生物の潜在的危険性によってP1~最高P4までレベルがあります。
生物材料外界拡散防止のため、設備・実験法などの物理的手段によって閉じ込めることを指します。

アキタフーズの品質管理について

アキタフーズでは出荷前に厳格なアキタ式HACCPによる25段階のSEチェックの検査分析を行っています。
外部の検査機関に依頼した場合2週間要してしまいますが、
アキタフーズでは自社研究所で100%内製化を実現しています。
これによって、早期判定を実現し、万が一サルモネラ感染が発見される緊急事態が発生したとしても感染拡大という被害を最小限にとどめることが可能になりました。
アキタフーズは自社研究所を有することで、「安全」「安心」な卵の出荷を実現したのです。

また、出荷の時点でも衛星品質管理を行い、
輸送・保管・配送・作業従事者の項目について厳格なチェックをしています。

さまざまな検査や洗卵、消毒、選別、検卵といった厳格な検査を通過した卵はパッキングされた後、
食品衛生法によって定められた情報と「厳格仕様」のマークを貼り製品化されます。
アキタフーズでは、卵の生産工程全てを記録しているため、
消費者が飼料までさかのぼり確認できるシステムも取り入れています。

これはトレーサビリティ検索といい、自宅から簡単に検索できるようなので、
もし気になったときに検索してみるもの良いかもしれません。
アキタフーズのトレーサビリティ検索はこちら。

製品化された新鮮な卵は、スピーディーに食卓に届けるため自社配送を行っていますが、使われているトラックも温度管理のできる抗菌仕様トラックを採用しています。

これにより、その日のうちに鶏卵センターへ配送し、産卵の翌日には店頭に並ぶことを可能にしたのです。
新鮮で高品質な卵を消費者に届けられるようにというアキタフーズのこだわりを感じることができます。

アキタフーズの採用情報

アキタフーズの気になる採用情報について見ていきましょう。
まずは新卒採用についてです。
アキタフーズでは総合職と獣医師(資格取得見込みも含む)を募集しています。

総合職(農場管理・生産管理)

直営農場で、ひなや鶏の育成など、飼養管理に関わる業務全般の担当をします。
産卵状況の確認、ワクチン接種の実施、農場の設備や機械のメンテナンスなど、鶏にとって快適な環境を作るお仕事ですが、将来的には適正に応じて異動もあり得ます。

獣医師

グループ農場へ防疫・病気・飼い方等について指導するお仕事です。
生産現場で基礎を学んだ後、本社の生産管理部に所属し、各農場で起きている問題に対応します。

募集対象は、理系大学院生・理系学部生・文系大学院生・文系学部生の他に、既卒3年以内で就業経験のない方既卒者にも応募資格があります。
募集学部や学科は問わず、全学部・全学科応募できます。
大学で鶏について学んでいる人はごく一部であるということから、動物が好き、食品の安全に興味があるなど、アキタフーズに興味があれば誰でも応募することが可能です。
募集人数は、総合職・獣医師合わせて16~20名の採用を予定しています。

基本給は
総合職:月給21万円
獣医師:月給25万2千円(一律資格手当4万2千円含む)

諸手当については、関東配属は地域手当8千円の他、交通費支給、社宅・社員寮制度有り残業代・休日出勤手当は法定通り支給、家族手当有りと、大手らしく充実していると感じます。
他にも、年2回の賞与や退職金、各種社会保険の完備し、教育制度や研修制度も充実しています。

続いて中途採用について見ていきましょう。
中途採用の募集職種は以下の通りです。
・施設管理社員 若干名
・農場管理・生産管理 若干名
・管理部門 1名
・獣医師 1名

給与は新卒採用とは異なり、経験等考慮の上規定により決定とのことですので、交渉次第でしょう。
手当や福利厚生は、社員寮・社宅制度有り、社員旅行ほかと記載されています。
新卒採用とほぼ同じではないかと推察できます。

勤務地について、現在(2021年3月時点)では以下の通りですが、募集のタイミングなどによって、詳細が異なることが予想されます。

・広島県福山市: アキタ本社、 松永ふ卵工場
・広島県庄原市東城町: 東城ポートリー東城農場、東城ポートリー竹森農場
・広島県庄原市川西町: 東城ポートリー庄原農場
・広島県三次市三和町: 東城ポートリー南山農場
・広島県三原市: 久井ポートリー
千葉県千葉市緑区○: アキタ関東GPセンター
・千葉県いすみ市○○: いすみポートリー
・静岡県富士宮市: 富士山ポートリー
など。

詳しいことを確認したければ、アキタフーズの人材開発室へ問い合わせることが確実です。
中途採用ということもあり、経験者優遇とありますが、これは即戦力を求めているのでしょう。
多くの企業は、中途採用に即戦力を求める傾向があります。

実際に働いている人の口コミ・評判をご紹介

実際にアキタフーズで働いている人たちの口コミや評判について紹介していきたいと思います。

まずは働いている方のインタビューを見ていきましょう。
研究開発部に所属する浅沼初音さんです。

卵や鶏の新たな発見に、いまでもワクワクする日々です。
大学で動物関係のことを学んでいたので、「食品系で動物と携われる仕事をしたい」という想いからアキタに入社しました。
今、在籍している研究開発部の主な仕事は、飼料の配合設計です。栄養や原料の組み合わせを考えながら、生産成績の改善や新商品の開発などを行っています。卵は、私たちにとって非常に身近な食材ですが、まだまだ知られていない部分があります。試験や調査をする機会が多いので、新しい発見をしたときには、「卵って、鶏って、すごいなぁ」と感じます。
新商品の開発では、マーケティング調査などを行って、「どのような商品が消費者に求められているのか」ということを考えています。ただ、やはり卵は本来ヒナをつくるためのものであるため、消費者が望んでいる卵を必ずしも実現できるかというと、そうではないところが非常に難しいところです。
アキタがスゴいところは、生産のすべてを自社で行っているところ。私は、「自分でつくっているということを実感できる生産者になりたい」という想いが強かったので、一番大事な生産という部分を人任せにせず、本当にその商品に責任を持ってつくる生真面目さと誠実さがあるアキタの魅力に惹かれました。
引用元:https://www.akitatamago.co.jp/recruit/

働いていてもなお新しい発見があるということは、仕事に対しての楽しさにつながるでしょう。

続いて匿名で投稿された口コミです。

まめに掃除しているのでとても清潔、人数の割に広いので働きやすい環境である。飲食物が一切持ち込めないのが難点。
引用元:https://en-hyouban.com/company/10003060264/17/

働きやすい環境であることが口コミをみると分かります。

また、飲食物を持ち込めないということでしたが、
それだけ衛生管理に配慮をしていることがわかる内容だとも言えます。
清潔感のある職場は消費者からしても安心できるでしょう。

会社の安定性:西日本においてナンバー1のシェアを持っており。国内においても業界ナンバー2の大きさなのでとても安定した会社だと思います。
ただ飼料の原料である穀類の値段の上下に経営が左右されやすいため、円安時には、とても弱い会社だと思います。
引用元:https://en-hyouban.com/company/10003060264/23/

働くうえで「安定」を求めている人は多いはずです。

円高円安で影響を受けるのは穀物を飼料の原料としている業界特性上、仕方ないことだと思います。
しかし、業界でもシェアが高いため比較的安定であることが想定されますので、
特に、この業界で長い間働き続けたいという方にはぴったりではないでしょうか。

最後に、飼料工場で働く松岡 誠さんの声をご紹介します。

アキタの飼料工場は、アキタの農場のためだけに運営されています。そのため、鶏卵専用の飼料を製造できるところが、他社の飼料工場と全く違うところです。
ここで製造された飼料が、直接、アキタの農場に送られるため、少しでも飼料に問題があると、大変な事態を引き起こす原因となります。だからこそ、常に整理、整頓、清掃、清潔、しつけの「5S」を大切にし、世界で一番きれいな工場を目指して、日々業務に取り組んでいます。その結果、「卵が美味しい」とか、「業者の方からアキタの卵は安全で安心だよね」と言ってもらえることに、一番やりがいを感じています。
これから入社する人に持っていて欲しいことは、「目指すゴールを想像したら、あれこれ考えず、まずはやってみる」というポジティブな意識です。もちろん、「想像したことが全部できるのか」と言ったら無理かもしれません。でも、最初からダメだと諦めてしまうのではなく、「どうすれば、実現できるのか」という想いを持って頑張る姿勢が大切です。なぜなら、そうした姿勢が真のプロフェッショナルになったときに、今まで見ていた景色とは違った世界を見せてくれるからです。
引用元:https://www.akitatamago.co.jp/recruit/

ポジティブさや、新しいことにも挑戦していく姿勢はどの仕事でも求められると思いますが、
アキタフーズではそのような姿勢が重視されているようです。
困難なことがあっても諦めず、チャレンジし続けたい方は、アキタフーズへの就職や転職を考えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

アキタフーズについてご紹介してきました。
アキタフーズ自体の「安心」「安全」へのこだわりは業界唯一の自社研究所「CAFラボラトリーズ」を持っていることからも感じることができますね。

世界で最も高品質とされる鶏を種取りにし、そこからヒナを孵化させ育成し採卵させています。
採卵した卵も出荷するまでにさまざまな検査をし、入念に洗浄・消毒を施すなど、とても手間が掛かっています。

しかし、だからこそ種鶏から飼料まで全ての情報を管理できるため、安心安全に自信が持てるのでしょう。
日本で唯一アキタフーズだけが行っている完全直営一貫生産システムには、正直感心してしまいました。

また、そんなアキタフーズで働くにはどうしたら良いのか、採用情報や働いている方の口コミや評判についても取り上げてきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回口コミや評判を調べてみて、飲食物の持ち込みは一切禁止など、清潔に保つためかなり厳しい面もあるようですが、消費者側としては信頼できる環境が維持されていると感じました。

飼料の値段に左右されやすいという口コミもありましたが、これは業界全体が影響を受けることですので、
企業としては安定しているといえるのではないでしょうか。
手当や福利厚生がしっかり充実しているというところも、大手ならではの安心できる点ではないでしょうか。

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