古木大咲氏の気になる経歴は?仕事ぶりから見える経営者の価値観

こんにちは!
本日は、古木大咲氏の経歴や経営者としての価値観について取り上げてみます。
古木大咲氏がどのような人物で、どんな価値観を持っているかご存知でしょうか?
過去のインタビュー記事では経営者としての古木大咲氏の意見がたくさん掲載されています。
それらの中から見えてくる経営者としての価値観がどんなものなのか探ってみました。
現在、古木大咲氏について調べているという方は、ぜひ参考にしてみてください。

玉井光一

古木大咲氏の経歴やキャリアについて

古木大咲氏は現在IoT・デザインアパートメント運営会社を経営している人物ですが、今までどんなキャリアを歩んできたのでしょうか?
まずは古木大咲氏の経歴・キャリアからご紹介しましょう。

起業するまでの経歴・キャリア

古木大咲氏は1979年9月14日に鹿児島県で生まれますが、自営業をしていた父の他界により中学3年生の頃に福岡に移ります。
高校入学後は1年のうちに中退してアルバイト生活を重ねますが、真剣に将来を考え始め、父親が建設関係で自営業していた経歴から、自身も起業する夢を持つようになりました。
そして2000年、21歳の頃に不動産会社に就職し、そこで営業職を希望しますが5年間のフリーター生活という経歴から社長から受け入れてもらえず不動産管理部に回されます。
物件の掃除から始まった古木大咲氏は営業マンとして働きたい気持ちが大きく、休日を利用して独自で飛び込み営業を行い、成果を上げることができたので会社側から評価されて営業部門に異動することに成功しました。
営業部に異動してからは飛び込み営業を続けるものの1件ずつ回る営業に効率の悪さを感じており、当時IT会社が目立ち始めていた時期もあってITを活用した集客をすれば作業効率が上がると考え、新築アパートの販売サイトの制作を企画します。
とはいえ、ITの知識が乏しいためホームページ制作会社を頼ることになりますが、当時はやや低いクオリティでも300万円から500万円かかると言われ、会社にも稟議書を提出しますが否決されてしまいます。
しかし、古木大咲氏は諦めずお願いしたところ100万円の予算が下りることになり、予算内で作成するためにフリーランスのプログラマーを探し、さらに自身もWebサイト制作の知識を学び開発に携わり無事に販売サイトを開設しました。
販売サイトの開設後は月間30名ほど問い合わせがあり、購入契約につながったことも多かったそうで、インターネットの良さを実感したようです。

起業後の経歴・キャリア

不動産会社で実績を積んでいった古木大咲氏は、2005年に福岡で不動産会社の起業を実現しました。
当初は経営資金も少なかったので、不動産物件の売買や賃貸物件の仲介、不動産物件の提案、事業用店舗の取り扱いなど手広く不動産事業を行っていたようです。
しかし、手広く事業を展開していくことに業務効率が悪いと気付いて、分野を絞ることを考え、手応えが大きかった投資用アパートの販売事業が良いと思い販売サイトの構築から始めます。
ITで効率よく集客して売上を伸ばしていく古木大咲氏でしたが、2008年のリーマンショックでは物件が売りづらい状況になり、一時は20名いたスタッフの給料が支払えない事態になるもののビジネスモデルの見直しで持ちこたえます。
古木大咲氏は従来の土地を買ってアパートを建て、それを在庫に売るというビジネスモデルから、在庫を持たないビジネスを目指して土地をマッチングし、アパートを受注する業務フローに切り替えるのです。
その後は本社を東京に移して証券取引所に上場、2016年には東証一部に市場変更を行い、ITを活用したデザインアパートメント運営会社として売上と人気を着実に伸ばし続けています。

長崎忠雄

古木大咲氏が大切にしている価値観や、名言など。

リーマンショックでは大打撃を受けた古木大咲氏ですが、経営ではどんな価値観を大切にしているのでしょうか?
古木大咲氏のインタビューを元に彼の価値観をご紹介していきます。

非常識をビジネスチャンスにつなげる

リーマンショックが起きた時、波に乗っていた業績は下がる一方で古木大咲氏は恐怖とプレッシャーに押し潰される日々を送っていました。
この窮地を脱出するために色々と考え、その時に不動産業界では常識と思っていたことが間違いであると思い始めます。
彼は「固定概念が会社をダメにする」、「非常識がビジネスになる」という考えを持つようになるのです。
従来の不動産会社は在庫型のビジネスモデルですが、再び金融危機に見舞われた時に同じ窮地に至ると思い、無在庫型のビジネスモデルを模索しました。
現在のような土地のマッチングから投資用物件を建てて運用するという業務スタイルは3年かけて確立されました。
しかし、非常識な新しいスタイルに困惑する人は多く、説明をしても理解を得られず苦労をしたようです。
それに加えて不動産業界全体の信用が下がっていた影響もあり、土地を購入して存続危機に瀕している会社に建築を依頼することに不安要素は大きいと古木大咲氏は重々承知していました。
それでもITを活用したアパート経営や投資はメリットが多いことを打ち出すことができれば賛同する人も増えると信じ続け、それが功を奏して成功に至りました。

無駄をなくすために見直すことの大切さ

古木大咲氏は「無駄なもの」がとても嫌いで、今まで業務効率を上げるために様々な無駄を省いていきました。
無在庫型モデルに切り替えた理由も金融危機のリスクだけではなく、一棟一棟建てて在庫を確保すること自体に手間がかかり、また顧客やアパート利用のニーズを考えると無駄が多いと考えたのでしょう。
また、業務効率を上げるためには業務フローを見直し、根本的な部分から改善をすることが大事とも思っているようです。
そのため、常に見直しにより「見える化」以上の「見やすい化」に務め、小さなことでもすぐに改善していくことが大きな成果につながると考えています。

長崎忠雄

成功する経営者が心得ている価値観とは

古木大咲氏はIoT・デザインアパートメント運営会社の設立から9年で東証一部に上場しており、大成功しています。
成功者の一人である彼が経営者として心得ている価値観とは何か、考察してみました。

仕事で大事にしていることは「現場」

古木大咲氏が仕事で特に大事だと思っているのは「現場」です。
現場を担当するのは通常従業員となりますが、古木大咲氏は自ら現場へ足を運ぶことを心がけています。
なぜなら、問題点の解決策や新しいアイデアは現場に眠っていると考えているので、自ら赴き自分の目で確かめているのです。
会社のトップである古木大咲氏自身が改善や新しい提案に積極的であるため、従業員も自発的に提案ができ、それが事業の成功につながっているのではないでしょうか?
古木大咲氏は不動産会社の営業部で働いていた頃、業務効率の悪さを改善するために自ら提案し、少ない予算の中で実現化させ、またそれによりしっかり成果を上げています。
この経験があったことから、人任せではなく自分で直接確認し、見つかった問題点はすぐに解決していくスタンスが強いのだと考えられます。

「仕組みづくり」も重要

「現場」に加えて、仕事という言葉には「仕組みをつくる事」という意味があると考え、「仕組みづくり」も大事だと思っているようです。
例えば、部下が仕事で成果がでないと普通はその部下が責められますが、古木大咲氏は部下よりも部下の能力が活かされる仕組みを構築できなかったリーダーに責任があると考えています。
特に中小企業は一人ひとりの自発的な能力で成功している会社が多く、誰でも活躍できる仕組みをつくることができれば、大きな組織ができるという考えのようです。
従業員全員を率いるトップとして、成果を出せない個人を責めるのではなく、その仕組みを作っている自分自身に責任があるという思いから、全ての従業員が最大限の力を発揮できる仕組みづくりを行うことが成功につながると心得ているのでしょう。

今回は古木大咲氏の経歴やキャリア、大切にしている価値観についてご紹介してきましたが、いかがでしょうか?
彼が考える仕事の本質とは「無駄を省いて誰もが成功する仕組みをつくる」ということで、それに基づいて経営を続けています。
業務の問題点は徹底的に見直すことで作業効率の上昇や従業員の負担削減につながり、それが従業員のやる気につながり会社の業績アップにもつながっているのです。
また、顧客のニーズを叶えることも大切にしており、投資用アパートは高品質かつローコストを実現しており、顧客が理想とするコンセプトに合った不動産を用意できることや、ITを活用した無駄のないアパート経営といったサービスで競合他社と差別化したことも成功につながっていると考えられます。
これからもITをリスペクトしたIoT・デザインアパートメント運営会社のトップとして古木大咲氏は活躍し続けていくことでしょう。

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